去る6月10日(日)の午後、今年は県民健康プラザ「健康増進センター」にて、会員約60人の出席の下、講演会と定期総会が行われました。
今年の講演会は、かのやばら園について、お二人の方にお話しいただきました。
最初に、ローズリングかのやが主催している「かのやばら園バラのオーナー制度」に参加された川原かおり様に、「かのやばら園の思い出」と題してお話し頂きました。
川原様は、このオーナー制度に参加され、バラにお孫さんの名前をつけられました。ご自身の息子さんが、担当医より余命僅かとの宣告を受け、最後の家族旅行を計画する際に、子ども達の名前のついたオーナーバラがある「かのやばら園に行こう」ということになり、その家族旅行の全てを、息子さんが大切な家族の思い出としてビデオ収録されたのです。
そのビデオに収録された息子さん家族の「ばら園での一日」の映像を紹介しながら、その半年後に他界された息子さん、そのご家族と川原様の「家族の絆」を、あらためて実感されたことを話してくださいました。
今年度、ばらのオーナー制度第3期の参加者を募集する計画の私どもにとっても、本当に心に響くお話でした。オーナーとなり、バラに名前をつけてくださる参加者のお一人お一人の想いをお預かりするという事業だということを、あらためて実感し、今後の取り組みへの勇気と励みになりました。
次は、「かのやばら園グランドデザイン」というタイトルで、当法人の徳留浩二理事が、ばらを活かしたまちづくりについて今回リニューアルオープンしたかのやばら園も含めて、様々な視点からのアイディアを織り交ぜた話を致しました。中でも、鹿屋・大隅にある豊富な資源をもっと活かしていくこと、地域の方々がもっと参加できるしくみを創り、行政と市民が一緒になって「ばらのまち」という意識を持って取り組むことの重要性についてお伝え致しました。
定期総会には、多くの来賓の方々にもご出席いただき、大隅地域振興局局長 秋元幸壽様と、鹿屋市長 嶋田芳博様には、来賓代表のご挨拶をいただきました。
協議の内容としましては、
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総会の後は、来賓の方々も交えて懇親会が開催され、大いに盛り上がりました。
多くの会員の方々、来賓の方々のご出席をいただき、厳しさを増す社会情勢の中にあって、鹿屋・大隅を一緒になって元気にしていく熱い仲間の存在を、確認できたことは誠に心強いことでした。 今後は、さらに会員の拡大を図りながら、より多くの市民の皆様が参加するまちづくりをめざしていく所存です。これからもご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。